6年生授業の様子と実習生の頑張り

2024年9月30日月曜日

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 9月30日(月)

 早いもので、今日で9月も終わりです。例年よりも暑さも厳しく、また各地での災害等、心配されるニュースも多々ありました。それでも季節は少しずつ移ろいで、あっという間に年の瀬を迎えそうに感じます。毎日が平穏に過ぎ去ることを願うばかりです。

 今日は6年生の教室で授業を見ました。社会科は歴史の勉強で、「今に伝わる室町文化」という学習に入ったばかりのようです。いわゆる「室町文化」とは・・・「平安時代までは文化の中心は公家、貴族が担っていましたが、鎌倉時代に入ると武士の影響が大きくなり、文化面でも武士や庶民にわかりやすいものが発達しました。この流れを受けて、室町時代になると公家・貴族と武士の文化の融合・ハイブリッドとなったのが室町文化」です。金閣寺や銀閣寺が建てられただけでなく、茶の湯や生け花、水墨画など現代まで続いているものが誕生したり、特権階級の人々のものだけでなく民衆の間にも広まったことが特徴で、能楽、狂言やお伽草紙などが楽しまれました。子ども達も、今あるこういった文化が、室町時代にできたものであるということを知ることで、先人たちへの思いを馳せたり、日本の「歴史」を実感として感じたりしたことでしょう。「過去の歴史を学ぶことは,過去の知識を知ること自体が重要ではなく、過去の社会システムの習熟を通して、現代の社会システムを自力で解明する力を培うこと」が大切だと言われています。歴史の学習を通して、問題解決能力を身に付けてほしいものです。


 算数は「円の面積の求め方を考えよう」の単元を、実習生が指導していました。求める公式を教えるのではなく、どうやったら円の面積を求めることができるか、既習学習を活用して考えるところから始めます。円を細かく分解していくと、長方形の形に近づけていくことができることに気づかせ、そこから円の公式を導き出していきます。既存の知識を応用すれば、難しい課題も克服することができるという体験にもなります。「知識偏重」から「思考力・表現力」を伸ばす教育にシフトしている中で、こういった体験を重ねていきながら「考える力」を養っていきたいですね。

 1年生教室では、栄養教諭の実習に来ている学生さんが授業を行っていました。「すごいぞ!やさいの『ちから』」という内容で、小さい頃から「食」に゙対する興味関心を深め、正しい食習慣や食生活を築けるようにすることを目的にしています。いわゆる「食育」と言われる授業で、「色の濃い野菜」と「色の薄い野菜」のそれぞれの働きを知り、野菜嫌いを少しでも減らそうと考えて授業を行ってくれました。子ども達にとっても、いい刺激になったことと思います。




このブログでは、伏見小学校の学校の様子をお送りします。

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