9月30日(月)
早いもので、今日で9月も終わりです。例年よりも暑さも厳しく、また各地での災害等、心配されるニュースも多々ありました。それでも季節は少しずつ移ろいで、あっという間に年の瀬を迎えそうに感じます。毎日が平穏に過ぎ去ることを願うばかりです。
今日は6年生の教室で授業を見ました。社会科は歴史の勉強で、「今に伝わる室町文化」という学習に入ったばかりのようです。いわゆる「室町文化」とは・・・「平安時代までは文化の中心は公家、貴族が担っていましたが、鎌倉時代に入ると武士の影響が大きくなり、文化面でも武士や庶民にわかりやすいものが発達しました。この流れを受けて、室町時代になると公家・貴族と武士の文化の融合・ハイブリッドとなったのが室町文化」です。金閣寺や銀閣寺が建てられただけでなく、茶の湯や生け花、水墨画など現代まで続いているものが誕生したり、特権階級の人々のものだけでなく民衆の間にも広まったことが特徴で、能楽、狂言やお伽草紙などが楽しまれました。子ども達も、今あるこういった文化が、室町時代にできたものであるということを知ることで、先人たちへの思いを馳せたり、日本の「歴史」を実感として感じたりしたことでしょう。「過去の歴史を学ぶことは,過去の知識を知ること自体が重要ではなく、過去の社会システムの習熟を通して、現代の社会システムを自力で解明する力を培うこと」が大切だと言われています。歴史の学習を通して、問題解決能力を身に付けてほしいものです。