10月1日(水)
今朝、いつものように立哨で正門前で登校指導をしていると、一人の男の子が次のように話しかけてきました。「校長先生、お願いがあります。あっちの道路(自分の通学路の道)でたくさんカマキリが車に踏まれてかわいそうなので、校長先生も通るときにカマキリがいたら、道の端に避けてあげてください。」と真剣な眼差しで・・・。この子どもの純粋な気持ち、「命」を慈しむ気持ちを大切にできる大人でありたいなあ、と心が洗われるひとときでした。
さて、今日は5年生の防災・減災教育や総合SDGsの学習の一環として、認定NPO法人「フードバンク奈良」の方(ゲストティーチャー)に来ていただき、活動についてのお話をしていただきました。フードロスをなくす取組として、無駄をなくす循環の間に立って企業や団体、個人からの食品寄贈を支援の必要な団体や活動、個人に繋いでいく役割を果たしてくれています。こういった社会の仕組みがあることを学ぶことで、地球環境やフードロスの学習だけでなく、人と人をつなぐ支援の輪を広げていくことができると信じています。ゲストティーチャーの方が教えてくれたお話の中で「支援の必要な方の何十倍も支援をしたいと思ってくれている人がいる」「『もったいない』を『ありがとう』にかえる」活動であることなどが、とても印象に残りました。子ども達も真剣な表情で聞き、貴重な学びをすることができました。今月の野外活動にも、ストックの食材の中でカレーに活用できるものをご提供していただけるようです。こういったつながりを大切にして、支援の輪を広げていきたいですね。