11月18日(月)
職員室前に平和を象徴する折り鶴で作られた掲示物が飾られました。全校児童のみんなが6年生の修学旅行での平和学習に協力して折ってくれた折り鶴で、千羽鶴は現地で奉納してきましたが、さらに沢山の数を折ってくれていたので、それを使って6年生が制作してくれたようです。みんなの平和に対する思いを、6年生がきちんと受け止め大事にしてくれたことがとても嬉しく感じました。
今日は、本校を会場として「第59回奈良県放送教育研究大会」が開催され、県下より多数の先生方が授業参観に訪れました。本校で3つの学年が公開授業を行いました。3年生は社会科「おそろしい火事からくらしを守ろう」の学習で、火事が起きたときに連絡する「119番」の情報が、どこにつながってどのように伝えられているのか、をNHKの動画やタブレットを活用しながら学習していました。この研究大会では、このように放送・メディアを効果的に活用しながら、子ども達の学習を深めていく授業について学んでいきます。3年生の子ども達も、たくさんの先生方に見ていただきながら、緊張しつつも頑張って授業を受けることができていました。5年生は、理科室で「ふりこのきまり」の学習をしていました。身近なブランコを題材にして、「ブランコの往復する時間が違うのはなぜか」を予想し、それを確かめるためには、どんな実験をすればいいかをグループで話し合いタブレットにまとめていました。問題を解決するための手段や方法を考えるのが今の学習指導要領では大切にされていて、単に実験や観察の結果をまとめそこから結果を導き出すだけの学習ではありません。より一人の力ではなく、みんなと協働しながらアイデアを出し合い、問題を解決していく過程が重要視されているのです。そこにメディアが有効的に活用されるための研究を深めていました。
最後の6年生は、社会科歴史「福沢諭吉〜文明開化〜」の学習をしていました。福沢諭吉の経歴や考え方、そこから生まれた功績などに目を向け、歴史上での意義や役割について考えていました。日本が長い鎖国から西洋の文化に触れることがなく過ごしてきた時代から、大きく変容していく明治の文明開化、現在の日本の礎にもなってるといっても過言ではなく、この時代がなければ今の日本とは違った文化ができていたことでしょう。6年生にとって、自分たちがこれから日本をどういった国にしていくのかも含めて、歴史を学びながら考える時間になったのではないでしょうか。