多様性を認めあう共生社会

2024年7月16日火曜日

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7月16日(火)

 せっかくの3連休も、あまりすっきりとしない天候が続きました。あっという間に1学期も最後の週を迎えました。最後まで全員元気に登校できますようご協力をお願いいたします。

 1年生教室では、まとめのテストをしているクラスが多く、いつにも増してシーンとしています。テストが終わった子は、かしこくお楽しみ会の準備をしたり、他の子に迷惑をかけないように本を読んだりお絵描きしたりしています。こうしてみると、1年生もずいぶん小学校生活に慣れ、たくましくなってきたなあ、と感じます。子どもの成長のすごさに、あらためて感心しながら教室を回りました。

 6年生教室では、算数の発展で「一筆書き」にチャレンジしているクラスやお楽しみ会の準備をしているクラスがありました。


 6年生のあるクラスでは、「感覚過敏」についての理解と、その人への配慮についての学習が行われていました。「感覚過敏」とは五感などの諸感覚が過敏になっていて日常生活に困難さがある状態をいいますが、近年この症状で悩む方が多いことが明らかになり、社会的な理解が必要になってきています。日本ではまだまだ浸透していませんが、欧米では『ニューロダイバーシティ(神経多様性)』という考え方が広がってきています。感覚は人それぞれ違い、感覚が鈍い人もいれば敏感な人もいる。病名が付かなくても、感覚過敏に悩む方はいます。このことを前提に、職場や学校など、社会全体で配慮をしていく必要があるという考えです。6年生は「よりそう」をキーワードに、グループで自分たちにできることを考えていました。「多様性を認めあう共生社会」という言葉もよく聞かれるようになりました。子ども達が大人になるころには、よりこの考えが広まっていることと思います。学校教育でも、グローバルな視点で物事を考える習慣を身に付けさせていきたいと思います。

 1年生がアサガオの「はながさいたよ」を記録していました。重い植木鉢を取りに来ていただきありがとうございました。お手数をおかけいたしますが、夏休みには、お家でお世話をお願いいたします。