12月13日(金)
校舎内の掲示物も冬に衣替えで、クリスマスにちなんだものが増えてきました。こういった風景を見ていると、まもなく2024年の1年も終わろうとしているんだな、とひしひしと感じてきます。保健室前には「気持ちの切り替えをどうするか?」の先生方の実践法をクリスマスツリーの飾りに見立てて掲示してくれています。子ども達も興味を持って見てくれているようです。また北館1階廊下には、1年生が作ってくれた「きらきらえがお」のツリー掲示がありました。見ていると自然に笑顔になれる素敵な掲示物です。
さて、今日は2年生の給食の様子を見てきました。今日のメニューは、「パン・牛乳・奈良かぼちゃと大和ポークフライ・にんじんしりしり・ミネストローネ」でした。
どのクラスの子も、給食を食べているときの笑顔は最高で、改めて学校給食の価値について考えさせられました。「食育」という言葉がよく聞かれるようになりました。そもそもこの「食育」という言葉は、明治期に活躍した食養医学の祖とされる石塚左玄と小説家の村井弦齋が使い始めたと言われています。「食養道」を提えた石塚左玄は、「体育も智育も才育も、すべて食育であると認識すべき」と記しています。また、村井弦齋は新聞連載小説「食道楽」の中で、「小児には、徳育よりも知育よりも、体育よりも、食育が先。体育、徳育の根源も食育にある」と記しています。そして、平成 17 年 6 月に制定された食育基本法においては、「子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも『食』が重要である」とした上で、食育を、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」とし、「様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」と位置付けられています。給食指導も、その大切な役割を担う一端となっています。ご家庭でも「食」を大切にしてくださっていると思います。子ども達の健やかな成長のために、ともに連携しながらよりよい「食育」のあり方を模索していきたいですね。